投資の大原則

資産形成

長期投資をする上で読んでおきたい本『投資の大原則』

みなさん、こんばんは。たんたんです。

 

30代独身で、東京で会社員をする傍ら、豊かな人生を送るため、お金のことやマインドについて発信しています。

 

「投資の大原則っていう本の内容はどんなのかな…」

「買って読んでみたいけど、ちょっと難しそうかな…」

「買って読んでみて、中身が微妙だったら嫌だな…」

 

たんたん
今回はそうした悩みにこたえていきます。

 

長期投資を軸にしたいならオススメ

この記事を書いている私は、月に5~6冊程度本を読んでいます。

2021年になってからは5月現在で35冊読んでますが、だんだん読む量が増えていっているという状況です。

主に資産形成に関する本を読んでおり、その中で実際に読んだ「投資の大原則」について解説します。

 

結論として、長期投資を軸として運用していく人にお勧めです。

理由は、著者の主な考えは、

①資産形成の軸にすべきはインデックスファンド投資

②若いうちから貯蓄を始めて、長期で運用する

③1年に1回程度リバランス(資産配分の見直し)をする

というものであり、個別銘柄への投資に関する考察や短期売買については、本書では触れられていないためです。

短期投資が悪い、というわけではなく、いかに長期投資の方がリターンが期待できるか、ということを過去のデータを踏まえて説明しています。

 

本書の各章の目次を見てみましょう。

Ⅰまず貯蓄を始めよ

Ⅱシンプルな投資法

Ⅲ一に分散、二に分散、三に分散

Ⅳ大きな失敗を避けよう

Ⅴ私たちが勧めるKISSポートフォリオ

Ⅵ暴落期でも当てはまる大原則

 

たんたん
各章をおおまかに解説します。

 

Ⅰまず貯蓄を始めよ

若いうちから貯蓄を始め、投資を始めることを進めています。若いうちから始めることができれば、投資の運用期間を長くとることができるからです。期間が長いほど、複利の効果は大きくなります。

 

Ⅱシンプルな投資法

インデックスファンドへの投資を進めています。手数料も安く、アクティブ運用よりも平均して高いリターンを期待できるからです。

 

Ⅲ一に分散、二に分散、三に分散

投資する上で、分散投資の重要性を説明しています。1か国だけでなく、全世界に、株式だけでなく債券にも分散して投資することでリスクを減らすことができます。

 

Ⅳ大きな失敗を避けよう

ミスを最小限にとどめることで、目標の達成確率を高められる、と説きます。目標達成のためには、その他に忍耐力と努力の継続が挙げられます。

 

Ⅴ私たちが勧めるKISSポートフォリオ

多くの投資家に役立つであろう9つの基本的なルールを紹介します。KISSとは、「Keep It Simple, Sweetheart」の頭文字です。

 

Ⅵ暴落期でも当てはまる大原則

リーマンショック後の10年間においても、著者が主張する方針が当てはまることを説明したパートです。

 

実際に行動するモチベーションも高めてくれる

明晰な頭脳もPCに張り付く時間も必要ない

本書を読むことで、実際に投資による資産運用を始めてみよう、と思えるようになるでしょう。

本書を読めば投資で成果を上げていくためには、難しい理論の理解や毎日パソコンに張り付く時間は不要だと感じられると思います。

 

確かに、毎日の値動きを絶えずチェックして、上がったタイミングで売り、下がったタイミングで買う、というデイトレードで稼ごうとすれば、そうした知識や時間は必要かもしれません。

また、数千社にもおよぶ上場企業の1社1社に投資する個別銘柄投資をするのであれば、各企業の財務状況を読み解く力、その会社が展開する事業への理解、将来性などについて洞察が必要です。

 

ただし、先ほども書きました通り、「長期投資を軸にする」という場合であればそうしたデイトレや個別銘柄選定は不要でしょう。

その理由は本書に詳しく書いてあります。

 

さらに、著者が進めるインデックス投資については、参考として銘柄まで掲載されています。

もちろん、現代では状況は多少なり変わっているでしょうが、考え方は今もなお意味のあるものでしょう。

 

目新しい運用商品に目移りしない

「最近は仮想通貨などで大きく資産を増やしている人もいる。いまさらインデックス投資なんてやる意味がない」

 

そういう方もいらっしゃるでしょう。

 

確かに、ビットコインなどの仮想通貨は数年前から比べるとかなり広まってきています。その波にうまく乗り、「億り人」の仲間入りをした方がいるのも事実でしょう。

 

ただ、その一方で、大きな損をして市場から撤退した方もいるのではないでしょうか。そうした方は人の目に触れないだけで。

 

本書の著者であるバートン・マルキール氏とチャールズ・エリス氏は、2名合わせて100年以上投資業界にかかわってきています。

バートン氏はイェール大学ビジネススクール学部長などを歴任、チャールズ氏はハーバード・ビジネススクールなどで上級運用理論などの教鞭をとったような方々です。

いわゆる「超エリート」層に対して、投資などを教えた2名の教えには耳を傾ける価値があると言えるでしょう。

 

まとめ:長期投資について学べる良書

いかがでしたでしょうか。

 

『投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント[第2版]』(著:バートン・マルキール、チャールズ・エリス、訳:鹿毛雄二、鹿毛房子、出版社:日本経済新聞出版社、発行年:2018年)について、

「長期投資を軸にしたい人にはオススメな本」

ということを紹介してきました。

 

長期投資について理解することで、市場の上下に一喜一憂せず、自分の思い描く未来への投資を続けていくことができるようになるでしょう。

 

本書について、少しでも関心を持っていただき、投資に一歩踏み出す方が増えるとうれしいです。

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