今回はこうした悩みにこたえていきます。
この記事を読むことで、
ポイント
「大人になってからでも苦手な勉強を克服する方法」
「今よりも、より良い生活を手に入れる方法」
がわかります。
筆者もこれまで苦手だと思っていた勉強方法にチャレンジしてきました。
具体的にいうと、勉強の初歩ともいえる「読書」が全くできなかったのです。
活字を読む、という習慣がなく、本を読むのが苦手だと思っていました。
しかし、今回紹介する方法を実践することで、今では月に2~5冊をコンスタントに読むことができるようになりました。
もくじ
「大人になってからでも苦手な勉強を克服する方法」
早速ですが、私が勉強する際に心がけているのは、以下の3点です。
ポイント
①本当に苦手なのか理解する
②勉強方法を変える
③時間の使い方を意識する
本当に苦手なのか理解する
まず、「本当に自分は勉強が苦手なのか」考えてみましょう。
勉強が苦手だと自分で思っているだけで、実はそこまで苦手ではないかもしれないからです。
たしかに、人によっては学校の勉強が苦手な人もいるかもしれません。
しかし、大人になってからの勉強は、学生のころの勉強とは違う、ということを考えたことはありますか?
学生のころは
・テストで良い点数を取る
・年に数回ある試験と成績通知書で結果を測る
といった「ものさし」で勉強の得意・苦手を判断していたと思います。
しかし、大人になってからはそうではありません。
仕事に必要な資格を持っていないからといって会社への貢献度が小さいとは限りません。
会社員であれば人事考課があるでしょうが、頭の良し悪し以外にも評価軸はあるはずです。
その評価を変えたい、という目的をもって勉強をするのであれば、学生の時のように「テストで良い点を取る」ということだけが勉強の目的ではないはずです。
目的が違えば方法も変わります。
そうなると、学生の時に勉強が苦手だったからといって、大人になってからの勉強も苦手か、というとそうではないはずです。
勉強方法を変える
次に「苦手だと思っている方法以外の手段で勉強する」ということを考えてみましょう。
理由は、年齢やその人に応じて覚えやすい方法は違う可能性があるからです。
例えば、学生のころは数学の公式や歴史の年号など、単純に記憶することがテストの点数にも直結し、それができる人が「頭が良い」といわれていました。
しかし、人間だれしも年を取ります。
そして残念ながら、年を取ると単純に記憶するだけの方法では、モノを覚えられなくなってきます。
大人になってからは、「他のものと紐づけて記憶する」という方法が効果的です。
例えば、お金の勉強で言えば、金利と為替のことを考えてみましょう。
日本円で100万円銀行に預けておくと、銀行の預金金利が0.1%だった場合、1年後には利息が1,000円付きますよね。
一方で、100万円分アメリカドルを買ったとすると、1ドル100円だった場合、1万アメリカドルの預金をもてることになります。
アメリカドルの金利が1%付くのであれば、1年後には100ドルの利息がもらえるわけです。
1年後も同じで1ドル100円だった場合、利息は100ドル×100円で10,000円付いたことになります。
そうなると、「日本円で持っているよりも、アメリカドルで持っていた方がお得だな」と考える人が増え、日本円からアメリカドルに変える動きが増えます。
結果、日本円が売られ、アメリカドルが買われるので円安ドル高にすすみやすい、ということになります。
上の例でいうと、税金のことや外貨に変える際の手数料が入っていないなど、実際にはもう少し複雑なのですが、大まかなイメージは持ってもらえるかと思います。
こうして考えると、
「金利が高い通貨があると、その通貨に対して日本円は安くなりやすい」
と単純に覚えてしまうよりは、背景にある流れと紐づけることで記憶しやすくなるのではないでしょうか。
単純に記憶してしまった方が手っ取り早いですし、若いとそれができてしまうのですが、年齢を重ねてくると、物事を覚えるにもテクニックが必要になる、ということはわかっていて損はないかと思います。
時間の使い方を意識する
次に、「時間の使い方を見直し」ましょう。
これまでと同じような行動をしていたのでは、結果は変わらないからです。
例えば、資格試験を受けようとして、1か月前から週末だけ集中的に勉強しよう、という感じになっていませんか?
学生のころはそれでもよかったかもしれませんが、大人になってからはそうはいきません。
なぜならば、大人になってからの勉強は、「資格試験に合格する」こと自体が目的ではない場合が多いからです。
学生の時は、目の前に迫っている期末試験を乗り越えられさえすれば良かったかもしれません。
大人になってからは、「仕事に生かして待遇を改善させたい」「毎日の生活に知識を取り入れて生活の質を良くしたい」など、資格試験のさらにその先の目標があるはずです。
その実現のために、「短期集中型」の勉強から「長期積み上げ型」の勉強にシフトすることをオススメします。
「今よりも、より良い生活を手に入れる方法」
残念ながら、私の考える答えは「ノー」です。
理由は、今の延長上で考えているだけでは、また別の悩みがわいてくるからです。
そこで私が普段から意識しているのは、以下の3点です。
ポイント
①目的意識を持つ
②何でもかんでも引き受けない
③お金の勉強をする
目的意識を持つ
まずは「何事にも目的意識を持つ」ということです。
目的意識を持っていないと、周りに流されがちな生き方になってしまうからです。
日本では多くのことを指示されて生きています。
「この宿題を次回までにやってきてください」
「この仕事を来週までに終わらせるように」
などです。
そうしているうちに、その指示をこなすことが目的になりがちです。
仕事は生きていくうえでのお金を得る手段であるはずなのに、仕事が最優先になって生活の中心になってしまっているのはまさに典型例と言えます。
「なぜ、自分はそれをやろうとしているのか」
「これをやることで、どういう結果が得られるのか」
ということは改めて考える方が、自分の人生を納得して生きていくことができるようになります。
私は、収入を上げるために何度か転職をしましたが、その都度残業が増えたり、休日出勤が増えたり、人間関係で悩むことが増えました。
自分はどう生きていたいのかを考えたときに、必ずしもお金があれば満足ではないのだな、ということに気が付き、時間や人間関係を良くすることを目的として、改めて転職をしました。
今は自分の理想に近づいた生活をできているので、以前よりも満足度の高い毎日を生きられています。
何でもかんでも引き受けない
次に「何でもかんでも引き受けない」ということを意識しましょう。
断るということができないと、自分の時間は確保できないからです。
私もそうなのですが、相手からの依頼やお誘いを断れない人は多いのではないでしょうか。
注意ポイント
急に飛び込んできた仕事の依頼
目的がはっきりしていない飲み会のお誘い
効果がはっきりしていない商品の勧誘 などなど
「せっかく自分に声をかけてくれたんだから断ったら悪いな」
「もしここで断ったら、次には声をかけてもらえないかもしれないな」
「なんとなく断りづらいな」
という感情だけで引き受けてしまうと、自分の時間はどんどん少なくなります。
「絶対に自分がやりたい!」「もし次に声をかけてもらえても、絶対にまた引き受けたい」と思えるようなこと以外は断った方が良いです。
お金の勉強をする
3つ目は「お金の勉強をする」ということです。
お金があれば幸せとは限らないですが、お金があれば解決できる悩みは多いからです。
お金の勉強は日本では普通に生きているだけではできません。
学校教育の中では取り入れられていないからですね。
これから中学校や高校での教育に「金融」の授業が取り入れられる、ということが金融庁から発表されています。
(出典:金融庁ウェブサイト 中学生・高校生のみなさんへ : 金融庁 (fsa.go.jp))
もうすでに学校教育を卒業してしまった大人の世代の人たちは、自分自身で学んでいく必要がある、ということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、「勉強が苦手だと感じている大人」の方に向けて、
大人になってからでも苦手な勉強を克服する方法
今よりもより良い生活を手に入れる方法
について解説してきました。
大人になってからでも苦手な勉強を克服する方法については
ポイント
①本当に苦手なのか理解する
②勉強方法を変える
③時間の使い方を意識する
ということを意識して私は行動しています。
また、今よりもよりよい生活を手に入れる方法については
ポイント
①目的意識を持つ
②何でもかんでも引き受けない
③お金の勉強をする
ということを取り入れてみてはどうでしょうか。
そういう方は、以下の本を読んでみるのをオススメします。
資格試験への合格に向けてどうやって勉強するのが良いか、といったことをわかりやすく解説してくれています。
また、頑張り過ぎないように、以下の本もオススメです。
勉強のモチベーションが保てなそう、という方はこちらの記事も参考にしていただけるとうれしいです。
この記事を読んで、勉強苦手だと思っていたけど、ちょっとやってみるか、という気持ちになっていただけるとうれしいです。