今回はこうした悩みに応えていきます。
この記事では、メンタリストのDaiGoさんの著書「知識を操る超読書術」をもとに、読んだ本の内容を理解し、実際にうまく活用していく方法について解説していきます。
本書の内容はこんな感じです。
第1章 読書にまつわる3つのフェイク
第2章 読書の質を高める3つの準備
第3章 理解力と記憶力を高める5つの読み方
第4章 知識を自在に操る3つのアウトプット
「本書を早く読みたい!」という方は以下からどうぞ。
本書の著者であるメンタリストDaiGo氏は、
・1986年生まれの34歳(2021年8月時点)
・慶応義塾大学卒
・メンタリストとしてテレビ出演も多数
・現在はコンサルティング活動を行っている
・Twitterやニコニコチャンネルなどでも活動
(出典:Wikipedia)
といった経歴の方です。
心理学を用いたパフォーマンスで一時テレビ出演も多かったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
本記事の筆者である私は
・地方出身の一般30代男性
・国立大学卒
・新卒で金融機関に就職した後、3回の転職を経験
といったわりと普通の人です。
もくじ
読書するなら読み始める前が大事
本を読もうとするなら、まず「読み始める前」が大事です。
理由は、読書した後に実行に移すためには「読書の準備」をし、「読書の方法」を知り、そして実際に「アウトプット」するという順番になるからです。
これまで本を読んでも、翌日には「本を読んだ」という記憶だけで中身を覚えていなかったり、実際に本の中身を試してみたりしてこなかったという方は多いのではないでしょうか。
そうしたことを防ぎ、実際に行動に移すまでのサイクルが「読むべき本なのかを見定め、読書の準備をし、読書の方法を知り、読んだ後に内容をアウトプットする」なわけです。
読むべき本なのかを見定める
まずは本のどこを読むのか、何がその本の中で大事なのか、について考えてみましょう。
理由は、読むべきポイントにあたりをつけることができれば、格段に読むスピードが上がるからです。
読むべきポイントがわかれば、逆にそれ以外のところはサッと流して読むことができますよね。
そういう時は、
ポイント
・本の表紙
・本の帯
・本の目次
・どこか1つの章
に注目してみましょう。
本の表紙はまさに本のタイトルが書かれています。つまり「この本はこれについて書いてあります!」と言ってくれているわけですね。
それを見てピンと来なければ辞めておきましょう。
本の帯には、その本の要約だったり、推薦している方のコメントが書かれていたりします。
これも「他の人はどういうところを読んでいるんだろうか」という参考になります。
本の目次を読み飛ばす方がいますが、それはとてももったいないことです。
というのも、目次には中見出し、小見出しが書かれているので、それを一通り見てみることで「この本はどういうことについて書かれているのか」「どういう構成になっているのか」ということが一目でわかります。
どこに何が書かれているのかわかれば、自分の関心のある所から読んでみる、ということもできますよね。
最後に、どこか1つの章に目を通してみる、ということです。
こうすることで、自分の求めているモノが書かれているか、その筆者の文体は自分が読んでいてすんなり入ってくるものか、ということがわかります。
読書の準備をする
自分が読むべき本を選ぶことができたら、次に読書の準備をしましょう。
たしかに、読書の準備なんてあまりする人はいませんから、必要なの?と思うのもごもっともです。
しかし、自分が読むと決めた本に対して明確な目的をもって臨んだ方がうまく読書を進めていくことができます。
そこで、
ポイント
・その本を読んで自分は何を得たいのかを書き出す
・その本のテーマについてすでに自分が知っていることを書き出す
・本を読んでいる中で、「これは知らなかった」ということをメモしていく
ということをしてみましょう。
きっと読書に対する姿勢も変わり、本の内容を忘れてしまう、ということが減りますよ。
読書の方法を知る
読むべきポイントと事前準備ができたら、いざ読んでいきましょう。
この時も、「読み方」を工夫することでその後のアウトプットの質も変わってきます。
ちょっとした工夫をすることで、理解力や記憶力を高めることができるからですね。
本書では5つテクニックが紹介されていますが、実際に私がよくやっている3つをご紹介しますね。
その方法とは
ポイント
「予測しながら読む」
「自分の知識とつなげて読む」
「本の内容に対して問いかけてみる」
ということです。
「予測しながら読む」というのは、その先に何が書いてあるのか予測しながら読む、ということです。
例えば、この記事で紹介している「知識を操る超読書術」であれば、
・著者がメンタリストのDaiGoさんだから、心理学が使われているんだろう
・ということは、おそらく読書の際に必要な集中力や記憶力が高まりやすい心理状態の話なのかな
・もしくは、知識を操る、と書いてあるから、頭の中の知識を引き出せるようなテクニックなのかな
といった予測ができるわけです。
その予測に関心が持てれば、そこを重点的に読んでいけばいいわけですね。
「自分の知識とつなげて読む」というのは、まさにそのままで、自分のこれまでの経験や知識と結びつける、ということです。
例えば、同じジャンルの本を一気に読んでいると、似ている主張や同じような考えが出てきたりします。
こうした時に「あの本に書いてあったな」という形で自分の知識に紐づけていくわけです。
私は「あの著者の本に書いてあったな、ということはおそらくこれがこの業界の基本知識なんだな」と思うようにしています。
3つ目は「本の内容に対して問いかけてみる」ということです。
例えば、この本のメインテーマは〇〇で、筆者はこういっていたけど、それに対して自分は賛成できるか?という感じです。
本書で言えば「読書は事前準備をするのが大事だといっていたが、本当にそうだろうか。自分の場合は、それを実践できるだろうか。できるならどうすれば良いんだろう」という質問を私はしていました。
内容をアウトプットする
読み終えたら、必ずアウトプットをしましょう。
アウトプットをすることで実生活にうまく活用していくことができるようになるからです。
本書では、読んだ本の内容を記憶に定着させる際のポイントが書かれています。
一方で、必ずしも誰かに伝えることだけがアウトプットでもないんじゃないかと私は思っています。
本の内容を自分自身で実践し、生活に取り入れていくこともアウトプットの一つですよね。
実際に行動に移すことができても、一度限りで終わらせてしまっては効果は出てこないでしょう。
なぜならば、それまで続けていた行動の方が習慣として体に染みついてしまってるためです。
今日一日読書の方法を変えたところで、また次の日から元のやり方に戻してしまっていたので、結局また「本を読んだけど内容は覚えていない」状態に戻ってしまいます。
それを防ぐには、本で学んだ内容を習慣にできるまでアウトプットし続ける、ということが重要です。
習慣化の方法については、同じくメンタリストのDaiGoさんの著書から記事を書いていますので、良かったら読んでみてください。
「【書評】人生を豊かにするための習慣の技術!誰でも明日から実践可能!」
そうは言っても湧いてくる疑問・悩み
そうした疑問にも応えていきます。
読書の準備をしている時間がない
たしかに、毎日忙しい日々を過ごしていると、なかなか読書の時間を作ることができない、なんて事もあるかもしれません。
そうした時は、
ポイント
・やりたいことを明確にする
・やらないことを決める
ということに取り組んでみましょう。
自分のやりたいことを明確にすれば、その時間を確保するためにどうすれば良いのか考えられますよね。
例えば本を読みたい、ということであれば読書の時間を確保する方法を考えるはずです。
読書の時間がない、というのは、読書以外に優先してやりたいことがある、とも取れます。
もしそうでないのであれば、ダラダラとなんとなく時間を過ごしてしまっている可能性もあるので、ちょっと気を付けてみましょう。
やらないことを決める、というのも大事です。
1日は24時間しかありません。
そのうち6時間くらいは寝てるでしょうから、実際に使えるのは18時間です。
そのうち10時間くらいは仕事に使うでしょうから、残りは8時間しかありませんね。
この中でやりくりしようとすると、けっこう大変です。
やらなくても良いことをやっているような時間はないですよ。
時間の使い方については、こちらの記事でまとめていますので、参考にしていただけるとうれしいです。
「「エッセンシャル思考」で自分の人生を!自分のやるべきことに集中する方法!」
途中であきらめてしまう
たしかに、いきなり専門書を読もうとすると、知らない単語なんかが出てきて詰まってしまいますよね。
そうしたことを防ぐためには、前もってどういう時に読書を挫折しがちなのか、知っておくと効果的です。
例えば
・専門用語が出てきすぎる(自分の知識レベルにあっていない)
といったことです。
この場合は、もっと簡単な入門書から読み始めれば解決できそうですよね。
本書にはこうした挫折しがちなポイントとその対策についても紹介されていますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事は、
「本を読んでも内容をいまいち覚えていない、読んだ知識をうまく活用できていない」
という方に向けて、
メンタリストのDaiGoさんの書籍「知識を操る超読書術」を読み、内容を実践することで実現できるメリットについて解説してきました。
本書のポイント
本を読み始める前に「準備」をし、「読書にあった方法」で読み進め、読み終えた後には「アウトプット」することで知識を自在に操ることができるようになります。
ポイント
どのように準備して、どう読み、どう発信するかが書かれている
ことが本書の特徴ですね。
ここまで具体的であれば、一つずつ試していくのも簡単かと。
一方で
注意ポイント
単に「速く読む」、「大量に読む」、「多くの種類を読む」だとこれまでと同じ結果になってしまう
かもしれません。気をつけましょう。
読むならKindleがオススメ
本書を読むのであれば、Amazonが提供している「Kindle」がオススメです。
Kindleはいわゆる電子書籍なので、電車の中などの移動中でも気軽に読むことができます。移動時間が勉強時間になる、と考えると毎日忙しい中でもこなせますよね。
Kindleがオススメな理由は
ポイント
・重い本を持ち歩く必要がない
・紙の本よりも安く手に入る
・本を保管するスペースがいらない
といったところでしょうか。
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初回登録であれば最初の30日間は無料
というのも大きいですよね。
詳しい登録方法については過去記事で紹介しているので、読んでみてください。
「【無料期間あり】オススメの電子書籍サービス「Kindle Unlimited」の始め方!」
合わないな、と思ったら忘れずに解約の手続きをしましょう。
注意ポイント
解約手続きを忘れると、自動で有料(月額980円)に移行する
ので注意が必要です。
この記事が読書について悩む方の参考になればうれしいです。