今回はこうした悩みに応えていきます。
この記事では「目標達成ナビゲーターが教える 結果が出るまで続けられる人のしくみ」という本の内容を紹介しつつ、目標達成までの行動について解説していきます。
ワクワクしないことは続けられない
著者は「ワクワクしないことは続けられない」と言います。
やっていても全くおもしろくないことを続けるのは、それ自体苦痛ですよね。
これは誰しも直感的にわかると思います。
たしかに、もしかしたら「自分に向いているのかも良くわからない仕事」などは正直ワクワクしません。
それでも生活のためには仕事をしなければいけない、というのが多くの人の実感ではないでしょうか。
もちろん、私もその考えはあります。
ここでも著者は解決方法を提示してくれています。
それは
「目標を具体的にし、その目標を実現した結果として、どのような楽しいことが実現できるのかまで落とし込む」
ということです。
例えば、「今よりも痩せたい」と思ったとします。
よく「目標は数字を入れて具体的に考えること」ということが言われていますよね。
そこで「今よりも痩せたい」という思いに、数字を加えて「今よりも10㎏体重を落としたい」という目標にしたとします。
果たして、ワクワクできるでしょうか…
正直に言って私は、この目標ではワクワクできません。
そこで著者が言う「どのような楽しいことが実現できるか」について考えてみましょう。
「10㎏体重を落とせたら、今よりもお風呂入る前に鏡を見るのが楽しくなるな」
「自分の立てた目標を達成できたら、『自分でもやればできる』と自信がもてるな」
「10㎏痩せれたら、着たいと思っていた服が着られるようになるな」
などなど
思い描く「楽しいこと」は人によって違うので、なんでも良いはずです。
私の場合は、
「10㎏体重が落とせれば、健康にもいいし、体が軽くなるから疲れづらくもなるだろうし、自己管理ができると思えて自己肯定感も上がりそうだな。良いことしかないな」
という感じでした。
そうして筋トレやストレッチを1年ちょっと継続していたら、いつの間にか10㎏体重は落ちてました。
良かったことを振り返る
たしかに、将来のイメージだけで継続しましょう、というのは「根性論」が過ぎる気がします。
そこで著者は「良かったことを振り返りましょう」と言っています。
理由は、良かったことを思い出すことで、脳はその経験をもう一度繰り返したい、と思うから、です。
たしかに、一度できたこと、うれしかったこと、良かったと思えることは何度も味わいたいものですよね。
そこで私は以下の3つのことを意識するようにしていました。
ここからは私の考えをメインに深掘りしていきます。
ポイント
①目標は細かく区切る
②とりかかりやすい形で設定する
③毎日計測する
目標は細かく区切る
まず、「目標を細かく区切る」ということです。
先ほど書いたダイエットの例でいえば、10㎏痩せる、という目標はありましたが、その前に「1か月で1㎏痩せる」という細かい目標を立てていました。
10㎏落とすには結局1年とちょっとかかってしまったのですが、それでも毎月の目標を設定することで、
「今月はできた」
「今月はちょっと届かなかった」
といった振り返りができました。
今月もできた、と思えた時は「自分もやればできるな」と思えましたし、届かなった時は「もうちょっと頑張るか」と思えました。
とりかかりやすい形で設定する
次に、「とりかかりやすい形で行動を設定する」ということです。
ダイエットをしようとすると、ジムに通って筋トレしようという人もいますが、私はそうはしませんでした。
理由は、ジムに行く、という行動がめんどくさかったからです。
仕事で少し帰るのが遅くなった日などは、帰ってからだと正直ジムに行く気にはなれませんよね。
仕事だけじゃなく、天気が悪い日や体調が良くない日(私は片頭痛持ちで、いつ頭が痛くなるかもわからないので)なんかもとてもじゃないけどいけません。
そういう自分の性格がわかっていたので、ジムに入会するようなことはせず、家でも筋トレできるような環境を整えました。
整えた、といっても、毎朝早く起きて、すぐに筋トレをするようにしただけですが。
ですので筋トレ用の器具やダンベルですら買ってません。
さっさと始められるように、手軽な方法を考えました。
毎日計測する
3つ目は「毎日計測する」ということです。
これが3つの中で一番大事かもしれません。
理由は、毎日計測するためには、毎日行動する必要があるからです。
さらに、毎日計測することで、振り返りをする回数を増やすことができるから、です。
たしかにその通りかもしれません。
上で紹介した「細かく区切る」「手軽に始められるようにする」ということをしても毎日できなそうであれば、
「自分の中の目標を一時的に下げる」
ということもやってみてはどうでしょうか。
例えば「毎日腕立て伏せ100回やる」と具体的な行動を立てても、3日後には挫折してしまうかもしれません。
そうした時は、
「いや、ちょっと100回はやりすぎだったな。とりあえず20回から始めよう」
とハードルを下げるのです。
その通りです。
じつは、その「このままやってても目標に届かない」と実感することが私の思うポイントです。
最初に目標を立てた
目標の先のワクワクするような姿までイメージした
でも、行動してみたけど続けられなかった
少し行動の基準を下げてみた
これなら継続できそう
しばらくやってみたけど、このままじゃ目標に届かなそうだ
ここまで来たらあとは「目標に届きそうな水準まで行動の基準を引き上げる」ということにチャレンジしてみましょう。
上の例でいえば「20回じゃ足りないから50回に増やそう」という感じです。
これでやってみてダメならまた基準を下げて、まだやれそうなら基準を上げて、ということを繰り返すわけです。
一度で目標にまで到達する必要はなくて、試行錯誤していけばいいわけですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では西田一見氏の「目標達成ナビゲーターが教える 結果が出るまで続けられる人のしくみ」という本を紹介し、そこから私なりにどうやって行動してきたかを具体的に落とし込んでお伝えしてきました。
ポイントは
ポイント
・ワクワクするような姿まで落とし込む
・良かった経験を振り返るようにする
ということです。
仕事や勉強でも、なかなかうまくいかない時は「ワクワク」するようなところまでイメージができていないのかもしれません。
例えば
「この勉強したところで、将来何の役に立つんだよ」
「なんで自分ばかりこんな仕事しなきゃいけないんだ」
と思っていませんか?
そういう時は
「この勉強できたら、実はこの教科が苦手なあの好きな人と話すきっかけができる」
「この仕事をこなせるようになれば、もっと待遇の良い職場に転職できる」
など、さらに先のことをイメージしてみるといいでしょう。
そのイメージは自分の思い描くような理想でかまいません。むしろ、こじつけですら良いと私は思っています。
そうしたこじつけすらできないような環境であれば、さっさと見切りをつけて、違う環境で生きることを探す方が良いかもしれませんよね。
最後に、今回紹介しました西田一見氏の「目標達成ナビゲーターが教える 結果が出るまで続けられる人のしくみ」はAmazonでも購入できます。
ちょっとでも興味が湧いた方はぜひ読んでみてください。
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