今回はこうした悩みに応えていきます。
この記事では、ひろゆき氏の著書「1%の努力」をもとに、成果を出すために力を注ぐべきポイントの見極め方について解説していきます。
本書の内容は以下の通り。目次の中から抜粋しています。
・「99%の努力と1%のひらめき」の話
・「前提条件」の話
・「優先順位」の話
・「ニーズと価値」の話
・「ポジション」の話
・「努力」の話
・「パターン化」の話
・「余生」の話
「はやく本書を読みたい!」という方は以下からどうぞ。
本書の著者であるひろゆき氏は、
・1976年生まれの44歳(2021年8月現在)
・日本最大級の匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者
・日本最大級の動画配信サービス「ニコニコ動画」にも関与
・現在は英語圏最大の匿名掲示板「4chan」管理人
・東京都の赤羽出身
(出典:Wikipedia)
といった経歴の方です。
「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」などは有名なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
本記事の筆者である私は
・地方出身の一般30代男性
・国立大学卒
・新卒で金融機関に就職した後、3回の転職を経験
といったわりと普通の人です。
もくじ
1%の努力とは、努力するポイントを見定めること
本書のタイトルにもなっている「1%の努力」とは、
ポイント
努力をするポイントを見定めて、結果に対して効果のある取り組みに力を注いでいく
結果に対して効果が見込めないようなことに対しては力を注がない
ということです。
その「結果に対して効果のある取り組み」が1%しかないので「1%の努力」ということになるわけですね。
たしかに、「1%しかないの?」とも思ってしまいますよね。
1%、というのはわかりやすく表現しただけだと思いますが、
要は
「人生の多くは自分で決めることはできない」
「そうであれば、自分で変えられることを見定めてそれに注力する」
「自分で変えられないことについては、手放すことで人生は楽になる」
ということだといえます。
ここからは、どうすれば1%を見極められるか、本書からの学びを紹介したいと思います。
人によって前提条件は違う
人によって家族背景も違えば、時代の認識も違っています。
そうなると同じものを見ても受け取り方は違ってくるのですが、それをいつもわかっている人は多くありません。
例えば、近年は男性が育児休暇を取ることも増えてきたと思いますが、受け止め方は人によって違うはずです。
50代、60代くらいの男の方からすれば、
「男が仕事を休んでまで子育てをするなんて」
と思う方もいるかもしれません。
逆に、20代、30代の若手社員の方からすれば
「うちは夫婦共働きだから、自分も育休を取るのは当然」
と思っているかもしれないわけです。
相手にとっての前提条件を知ろうとすると、変な行き違いは減るでしょう。
自分にとっての前提条件を知ろうとすれば、自分の行動の納得感が高まるかもしれません。
優先順位の話
「満杯のバケツの話」って聴いたことがありますか?
簡単にお伝えすると、
・空バケツに大きな石が淵まで入っている
・しかし、小石であれば、大きな石の隙間をから詰め込むことができる
・さらに小さな砂利であれば、さらに小さな砂であればもっと詰め込める
・この順番が逆だったらこうはいかない
・つまり、最初に砂をバケツの淵にまで入れてしまっては、大きな石は入らない
というものです。
これは、優先順位を決めることの重要さを表したたとえ話なわけですね。
注意ポイント
本当に必要なもの、より多くの時間を費やしたいものは先に時間を確保しておかないと、
後から余り時間で工面しようとしても無理がある
ということです。
もっと具体的に言うと、
・睡眠に6時間
・仕事に8時間
・残業に1時間
・通勤に2時間(片道1時間)
・テレビに2時間
・スマホに2時間
取られてしまっていては、残りは3時間しかないですよ、ということです。
もちろんこの3時間も、実際には15分とか、20分といった細切れの時間になっているので、うまく使うのも大変です。
自分の優先したいことを優先するためには、やらないことを決め、やらなければいけないことを減らして、予定を空けておく方が良いということですね。
努力の話
これまで書いたように、自分で変えられないものがあることは知っておいた方が良いですね。
理由は、そうしないと自分の気持ちや体力を消耗することになってしまうからです。
例えば、会社の業績はトップの経営層次第、ということは少なくありません
経営層が判断を誤れば、現場の人がどんなに頑張っても会社はうまくいかない、ということが起こってしまいます。
どんなに社員が頑張っていても、経営層がそれ以上の報酬を取っていたり、全く現場のお金の流れをわかっていなければ、費用はどんどん大きくなって、結局会社の利益は残りません。
逆に、どんなに市場の環境が悪くても、経営層が確かな方針を打ち出せていれば、会社としては何とかなったりします。
自分のいる場が果たして努力が報われる場なのか、ということは意識しておいた方が良さそうですね。
また、
注意ポイント
努力でなんとかしてきた人は相手にも同じように求めがちなので注意
しましょう。
「前提条件の話」の部分でも書いたように、その人のような努力が必ずしも誰にでもできるわけではないかもしれないし、やりたいと思われないかもしれないからです。
それでも湧いてくる疑問
99%の努力と1%のひらめき
たしかに、そうした言葉を残したといわれていますね。
ですが、ひろゆき氏の解釈は少し違います。
ひろゆき氏の考えでは「99%の努力も1%のひらめきがなければ水の泡」です。
つまり、どんなに努力をしても、1%の決定的な何かがなければ実を結ぶまでたどりつかない、ということですね。
そして、その1%の何かを見定めるために、1%の努力をしましょう、というわけです。
エジソンも「白い電気を発するものを作ろう」という方針からスタートしたはずであり、何もないところからむやみやたらに発明を始めたわけではないではないでしょうか。
何を優先するのが良いのか
たしかに、ビジネスの場では「優先順位」はよく耳にする言葉ですよね。
そのわりには、何を、どういう基準で優先的にこなせばいいのかは、誰も教えてくれません。
下手をすると、上司がやってほしい順番を自分でくみ取ってこなすのが当然、と思っている上司もいるくらいですね。
ひろゆき氏はここでもヒントを与えてくれます。
それは「修復可能なのか」という視点です。
今やらずとも、明日で取り戻せる(カバーできる、対応できる)内容なのか、ともいえるでしょう。
今やらなくても良いものであれば、ひとまず優先順位を下げても良いということです。
ここで気にしなければいけないのは、
注意ポイント
明日で対応可能なのかは自分の視点だけでとらえてはいけない
ということです。
仮に自分は明日1日で終えられる作業量だったとしても、自分が明日に回したことで全体のスケジュールが遅れ、結果として締め切りに間に合わない、ということは避けた方が良いでしょう。
中には「明日やろうは馬鹿野郎、今日やれることは今日全部済ませてしまえ」という方もいるかもしれません。
そうした考えがあることもわかりますが、「前提条件」が違う、ということも思い出しましょう。
明日やれば良いことを今日やることで、今日やる必要があることをする時間がなくなる人もいるわけです。
まとめ
1%努力とは
いかがでしたでしょうか。
この記事は「1%の努力で成功なんてできるの?どうやってやれば良いの?」という方に向けて、ひろゆき氏の書籍「1%の努力」を聴き、内容について解説してきました。
1%の努力とは、結果に対して影響を与えるようなことを見定めて努力をしよう、ということです。
やみくもに努力していたのでは、何も生み出さないかもしれないので、最初のスタートラインを見極めるために努力をする、といっても良いかもしれません。
内容としては、ひろゆき氏がこれまで経験してきたことから、
・前提条件
・優先順位
・ニーズと価値
・ポジション
・努力
・パターン化
・余生
の7項目に分けて解説されています。
読むならAudibleがオススメ
この内容なら実際に読んでみたいな、という方にはAmazonが提供している「Audible」がオススメです。
Audibleはいわゆるオーディオブックサービスなので、移動中でも内容を聴くことができます。
移動時間が勉強時間になる、と考えると毎日忙しい中でもこなせますよね。
Audibleは初回登録であれば書籍1冊分は無料で聴くことができます。
Audible内で利用する「コイン」を1冊分もらえるからですね。
詳しい登録方法については過去記事で紹介しているので、読んでみてください。
Audibleの登録方法の詳細はこちら→「Audibleの始め方を画像付きで解説します!移動中も勉強できて快適です」
合わないな、と思ったら忘れずに解約の手続きをしましょう。
解約手続きを忘れると、自動で有料(月額1,500円)に移行するので注意が必要です。
解約しても、一度ダウンロードした書籍は継続して聴くことができるので安心ですね。
それでもやはり紙の本が良い!という方はこちらからどうぞ。
本書の中で一番心に刺さった言葉は
「努力で何とかしようという人は、自分のやり方を変えない」
という一言です。
努力は不要、というわけではなく、意味のある努力ができるよう、しっかり自分の頭で考えて、生きていきたいですね。