今回はこうした疑問に応えていきます。
この記事では、赤羽雄二氏の著書「ゼロ秒思考:頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」について解説していきます。
本書の著者である赤羽氏は、
・東京大学卒
・建設機械メーカー大手の小松製作所に新卒入社
・スタンフォード大学大学院に留学
・戦略コンサルティングファームであるマッキンゼーに入社
・コンサルティング会社を共同創業
といった経歴の方です。
「超頭が良い人たちを見てきた」人であり、「自分自身も超頭が良い」人ですね。
「ゼロ秒思考:頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」を早く読みたい!という方は以下からどうぞ。
筆者である私は
・国立大学卒
・新卒で金融機関に就職
・その後3回転職を経験
といったわりと普通の人です。
もくじ
何に取り組むべきなのか明確になる
本書を読み、内容を実際にやってみることで「自分が何に取り組むべきか明確に」なります。
理由は、自分の関心ごとについて、頭を整理しつつ、深掘りしていくことができるようになるからです。
具体的にお伝えすると、本書で紹介されている手法は、「メモ書き」をする、ということです。
「ブログを書くことで何が実現できるのか」というテーマを例にして、本書で書かれている「メモ書き」について以下のように紹介していきます。
ポイント
・関心ごとについてメモ書き
・1分で20~30文字を4~6行書く
・書き出したモノに対してさらにメモ書き
関心ごとについてメモ書き
「ゼロ秒思考」の実践として、メモ書きをする、ということが本書では繰り返し言われています。
頭の中であれこれ考えるのではなく書き出すことで頭が整理され、次は何をすれば良いのか明確になります。
また、文字として残すことで何度も同じことを考え直すことも避けられるようになります。
1分で20~30文字を4~6行書く
メモ書きの方法は
ポイント
・1つの関心ごとにつき、1分で書き出す
・20~30文字の1文を4~6文書く
・あれこれ整理せずに、思ったまま書き出す
という方法です。とてもシンプルですよね。
これを「ブログを書くことで何が実現できるのか」というテーマで書き出してみると、私はこうなりました。
・本業以外の副業収入が得られるかもしれない
・自分の持っている情報を発信することで誰かの役に立てる
・新しい知識を得ようとして勉強の頻度が上がる
・これまで関わることのなかった業界の人と繋がれるかも
・相手に伝わる文章を書くことができるようになる
ブログを書くことって、先人の多くが言っている通り、けっこう大変です。
3か月で挫折する人が増える、というのもうなずけます。
実際にやってみると、
「ブログをこのまま更新してて意味があるのだろうか」
「自分は何のためにブログを更新しているのだろうか」
といった「心の中のモヤモヤ」が少し晴れてくるのがわかりました。
書き出したモノに対してさらにメモ書き
さらにもう一歩進んで、書き出した1文をテーマにさらに書き出してみるとより考えが深まります。
上の例での中の「本業以外の副業収入が得られるかもしれない」というテーマで書き出してみると、こうなりました。
・ブログでどれくらい稼ぎたいのだろうか
・どのようなブログを書けば副業収入が得られるだろうか
・今のブログで足りていないものは何か
・他にブログで稼いでいる人はどれくらいいるのか
・ブログで稼いでいる人はどうやってどれくらい稼いでいるのか
こうしてどんどん書き出していくと、自分が何がわかっていて、何がわかっていないのか、次第にクリアになっていきますよね。
ゼロ秒思考とは、メモ書きを駆使することで、自分の頭の中を整理し、考えを深め、何をすれば良いのか行動にまで落とし込む技術、といえると思います。
そうはいっても気になる論点
時間制限なしで考えた方が良いのではないか
たしかに1分という時間はとても短いです。
実際にやってみると痛感するのですが、1分で20~30文字を6文書こうとすると、かなりの速度で頭を使わなければいけません。
180文字を60秒で書こうとすると、1秒で3文字ということになります。
これを頭を使いながら手書きするというのは、相当訓練が必要ですよ。
ただし、それでもやはり1分という時間制限は重要です。
理由は、時間を書ければ良い考えが思いつく、というわけではないからです。
むしろ時間をかけるほど、考えが行ったり来たりしてしまいがちです。
紙に書き出さずに、頭の中だけで考えていても、すぐ忘れてしまう
ちょっと時間が経って、また同じことが気になってきた
という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
いつでもなんて書けない
著者は、そうした時でもメモ書きができるように、A4用紙横書きを推奨しています。
書き出すためのペンも拘るべき、といっていますね。
メモ用紙を折りたたんで持ち歩くようにした方が良い、という徹底ぶりです。
私個人的には、そこまではしなくとも、せめて思いついたテーマを携帯電話のメモ機能で残しておく、くらいはした方がいいかな、と思います。
理由は、まさに気になったことは留めておかないと記憶の彼方に消えてしまうから、です。
それくらいであれば、そこまで負担なくできるのではないでしょうか。
後になってでも時間を取って、メモしておいたテーマについて1分で考えてみるようしましょう。
どれくらい書けば良いのか
著者は1日10テーマのメモ書きを推奨しています。
1テーマ1分ですので、1日当たり10分ですね。実際にやってみると、1分はかなり短いので、もう少し伸びてしまうでしょうが。
それを繰り返していると、1か月程度でどういう論点があるか頭に浮かぶようになり、数か月続けていくと瞬間的にテーマの全体像がつかめるようになる、といいます。
これについては個人差があるのかもしれませんが、私はメモ書きを始めた初日から頭が整理されていくことが実感できました。
実際に頭を使い、書き出してみることで何がネックになっていたのかわかるようになり、そのネックとなっていることについてまた考え、という循環が作れることがわかったわけです。
1つのテーマに対して4文書き、それを10テーマ書く、という頻度だと、1週間続ければ70テーマ、1か月で300テーマにもなれば、確かに試している回数はかなりの数ですよね。
ここまで深掘りする前に、何かしらの解決策なりが見つかるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事は「ゼロ秒思考のメリットを知りたい」という方に向けて、書籍「ゼロ秒思考」を読み、内容を実践することで実現できるメリットについて解説してきました。
ゼロ秒思考で紹介されているテクニックは「メモ書き」です。
メモ書きを駆使することで、頭を整理し、何に取り組むべきかが明確になります。
1日10分トレーニングをすることで、自分の関心ごとについてより深く考え、課題を解決し、成果を上げて行くことができれば、理想的ですよね。
本書を読むのであれば、Amazonが提供している「Audible」がオススメです。
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移動時間が勉強時間になる、と考えると毎日忙しい中でもこなせますよね。
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解約手続きを忘れると、自動で有料(月額1,500円)に移行するので注意が必要です。
解約しても、一度ダウンロードした書籍は継続して聴くことができるので安心ですね。
ぜひ「ゼロ秒思考」を実践して、あれこれと悩む生活から抜け出せるよう頑張っていきましょう。