もくじ
1.資産形成はまず「出血を止める」
今日お伝えしたい内容はズバリ、
「固定費(毎月決まってかかる費用)の削減」
についてです。
理由は簡単で、
削減できれば効果が長いこと続く
金額が大きい場合が多い
当然かかる費用だと思って手をつけていない場合が多い
からです。
固定費を一度削減できれば、
翌月以降はその削減した金額だけ払えばよいので
勝手に毎月の家庭の収支がよくなります。
固定費には金額が大きいものが多いので、
その大きい金額が削減されれば効果も大きいですよね。
さらに、毎月同日に引き落としされていることも多く、
それが当たり前になってしまっている可能性があります。
人って
「当然のようにあることは受け入れてしまいがち」
なのでメスを入れてきていないことも多いんですよ。
2.具体的に固定費って何?
それでは具体的に固定費の中身についてみてみましょう。
固定費は主に、
①家賃
②携帯料金
③保険料
④習い事
⑤お昼ご飯代
という感じでしょう。
「⑤お昼ご飯代」は変動費(固定ではない費用)な気もしますが、
固定費的な性質があると思ってます。
1つずつもう少し中身を見てみることにします。
①家賃
家庭の支出の中の固定費の代表格みたいなものです。
賃貸だったら毎月の家賃、
持ち家だったら住宅ローンの支払い、
ということになりますね。
②携帯料金
今となっては小学生からお年寄りまで持っている携帯電話。
その利用料もバカになりません。
今でこそ格安SIMが増えては来ていますが、
「めんどくさいから」
「格安SIMはなんとなく不安だから」
という理由で見直ししていない方、多いのではないでしょうか。
③保険料
社会人になってから一番初めに増えるのは保険料かもしれません。
毎月数千円払っているのにもかかわらず、
保障内容を覚えていない、
なんて方も多いのでは?
④習い事
趣味や勉強にお金を使う人も多いでしょう。
習い事ではなくサークル活動なんかもあるかもしれません。
月1回や2回通うものに数千円の月謝、払っていませんか。
⑤お昼ご飯代
あまり意識していない方、多いのではないですか。
平日お昼に定食(800円)を食べたとして、
20日仕事に出ていれば月16,000円です。
これ、立派な固定費ですよね。
恥ずかしながら私も今年(2021年)に入ってから
それぞれの中身をしっかり見直すようになりました。
その結果、毎月64,000円くらいの固定費が削減できました。
びっくりですよね。
やったか、やらないか(めんどくさがるか)だけですよ。
3.固定費を克服するには
ここからは私が前掲の5項目をどう削減したか書いてみます。
①家賃(▲20,000円)
私は同居人と2人で暮らしていて、
毎月決まった日に決まった金額を、
家賃+生活費ということで共有の口座に入れていました。
この「決まった金額」を見直しました。
具体的には、
Ⅰ)毎月どれくらい共有口座から引き落とされるか把握
Ⅱ)引き落とされる内容は何なのか確認
Ⅲ)そのうえで、必要最低限の金額を算出
こうやって「必要最低限」の金額にまで落としました。
②携帯料金(▲8,000円)
私はソフトバンクで契約をしていましたので、
これを楽天モバイルに乗り換えました。
ちょうど通信料1年無料キャンペーン中だったので、
それも大きかったです。
解約手数料で1万円くらいかかりましたが、
それを差し引いてもメリットがあると判断しました。
ソフトバンクの店舗に伺った際に
通信料を見直すこともできる、
と勧誘もされましたが、
それでも全然埋まらないくらいの差がありましたね。
可能であれば同じOSのものにした方が無難です。
私はiPhone→androidに変更したので、
動作のスピードなど慣れるまで結構手間取ってます。
③保険料(▲12,000円)
数年前から入っていた保険を1つ解約しました。
そもそも保険金をもらうような状態になるリスクが低い、
保険金をもらうための要件がかなり厳しい、
というものだったからです。
これまで支払ってきたことに特に不満はありません。
「不安」を「お金」で解消していた、と思えば。
④習い事(―円)
特定の習い事はしていませんので、あまり影響なしです。
勉強のためにカフェに行っていたのをやめて、
家でするようになったことくらいですかね。
⑤お昼ご飯代(▲24,000円)
水筒とお弁当を用意するようになりました。
東京で働いている私にとってお昼ご飯は1回1,000円くらい
するので結構負担大きかったです。
まさに塵積って山となる、ですね。
加えて毎日コンビニのコーヒーを2杯は飲んでいたので、
合計で1,200円/日の削減です。
1か月にすると24,000円(20日計算)にもなりますからね。
4.固定費削減が実現してくれる生活
いかがでしたでしょうか。
家庭の収支を見直す、というと、
電気をこまめに消す、
外食を減らす、
飲み会を減らす、
といった「変動費」を減らそう、
と思いがちです。
もちろんそうした努力も大事ですが、
効果があまり大きくない上に、
生活が窮屈になりがちです。
それよりももっと抜本的な費用の削減に
この際取り組んでみるのはいかがでしょうか。
大きく変えることなので最初は若干抵抗もありますが、
その先に自分のより良い生活が待っていると思うと
結構楽しく頑張れるものですよ。