今回はそうした悩みに応えていきます。
この記事では、
ポイント
・コミュニケーションが下手な人の改善策
・コミュニケーションについての悩みを減らす方法
を解説していきます。
筆者ももともとは
「コミュニケーションが苦手」
「相手に上手く話を聞いてもらえない」
「コミュニケ―ションをとるのが億劫」
と感じてしまっており、人間関係の満足度も低いままでした。
今回の解説内容を実践していくことで、少しずつ改善し、今ではだれかと話すことが不安に感じることはほぼなくなりました。
とくに難しいことはやっていないので少しでも役に立ててればうれしいです。
もくじ
コミュニケーションが下手な人の改善策
まず、
「コミュニケーションが下手だ」
「コミュニケーションが苦手だ」
と感じてしまう方に意識していただきたいのは、以下の点です。
ポイント
・自分が伝えたいことを紙に書き出す
・「伝えたいこと」→「理由」をセットにする
・目的によってコミュニケーション方法を変える
それぞれ解説していきます。
自分が伝えたいことを紙に書き出す
誰かに何か伝えたい、依頼したい、話をしたい、と思った時は、まず紙に書き出してみましょう。
たしかにそう感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、整理されていない話をいきなりされても、相手の方もどのように考えて良いのか困ってしまいます。
そもそも何の為にその話をしたいのか、
今時点ではどのような状況にあるのか、
自分ではどのような展開を考えているのか、
相手に何をしてほしいのか、
そうしたことを自分なりに考えつく範囲内で良いので、書いてみましょう。
こうした事前準備をすることで、相手の時間を奪うことを避けられます。
「一緒に考えたい、その方がいろいろな選択肢が考えられる」
というのは確かかもしれませんが、相手も自由に時間を過ごす権利があります。
相手の時間も尊重したいですね。
「伝えたいこと」→「理由」をセットにする
次に、「自分の伝えたいこと」と「その理由」との関係をセットにしておきましょう。
難しい言葉でいうと「因果関係を明確にする」「論理的に組み立てる」ということですね。
例えば、
「明日時間ある?」
だけでは相手は困ってしまいますよね。
「明日は13時~15時までは友達と会う予定があるけど、他は空いているな。でも来週までにやっておきたい作業もあるし、どうしようかな。そもそも何の用事なのかな?」
と相手に迷わせてしまいます。
なので
「明日時間ってある?前話してた相談をしたいんだけど。良ければ午前中にでも1時間くらい時間もらえないかな」
と言ってあげれば、相手も判断ができますよね。
主張→理由、という組み合わせを一緒に伝えてあげるだけで、相手の負担はぐっと減ります。
たしかに、仕事のように相手のことにまで気を配ってあげることは疲れるかもしれません。
ただ、そうして選択肢を伝えてあげるだけで相手も判断しやすくなるのであれば、実はこちらも助かるわけです。
コミュニケーションを何回も往復せずに済みますし、余計な気苦労も減りますからね。
目的によってコミュニケーション方法を変える
最後は、目的に応じた方法をとりましょう、ということです。
たしかに、ここって難しいところですよね。
相手の反応を見て、空気を読んで、という類の話は難しいものです。
なのでここでは「忘れやすい事柄」と「感情を伝えたいとき」とで方法を変える、ということを試してみてください。
忘れやすい事柄を伝えたいときは、できるだけ論理的に、かつ、後から見直せるような方法で相手に伝えましょう。
例えばメールやチャットアプリなどですね。
メリットは何度もあとで確認できる、という点です。
感情を伝えたいときは、五感を使って相手に伝えられる方法を考えてみてください。
例えば電話や対面、身振り手振りのボディランゲージを含めた伝え方ですね。
こうすることで、メールなどの文字と比べて相手に「非言語」の情報を伝えることができるので、よりこちらの考えを感じていただきやすくなるはずです。
コミュニケーションについての悩みを減らす方法
ここまではコミュニケーションが苦手だ、と感じる人に向けて、その改善策をいくつか解説してきました。
ここからは「そもそものコミュニケーションの悩み」を減らす方法について、解説していきます。
どうしてもコミュニケーションがつらい、ということであれば、以下の点について、改めて考えてみてください。
注意ポイント
・その相手はコミュニケーションが必要な相手か
・自分の問題と相手の問題を混ぜてしまっていないか
その相手はコミュニケーションが必要な相手か
そもそも、その相手とやりとりをする必要があるのか、という点です。
中には、こちらを攻撃すること、下に見ること、難癖をつけることに快感を感じている相手もいます。
例えば書類を印刷するだけでも、
「A4の紙裏表に印刷するなんて何事か!A3片面に1枚で印刷するのが常識だろ!そんなことも分からないまま、よく仕事やってられるな!」
みたいなことを言ってくる人もいるわけです。
この場合でも、
「A4両面ではなく、A3片面で印刷し直して」
と指示なり依頼なりすれば済むだけの話です。
(実際、私は過去こういう人に出くわしました)
そうした方は単純にいらだちの矛先を向けられているだけの可能性も高いので、離れるべき人からはさっさと離れましょう。
自分の問題と相手の問題を混ぜてしまっていないか
次に「相手と自分の境界線をあいまいにしてしまっている」場合です。
相手と自分は違うので、相手が決められることと自分が決められることも違います。
それをわからないまま、相手の悩みに自分が悩んでしまうパターンです。
典型的なことは
「こんなことを言っては相手の気分を害してしまうのではないか」
というものでしょう。
もちろん、相手の気を害するつもりで言ったり、けなしたり、傷つけたりするために言うのは論外です。
しかし、そうでないのであれば、あとは相手が判断することでしょう。
勘違いさせてしまう可能性があるのであれば伝え方を変えるなり、何故そのようなことを伝えるのか理由を言ってから伝えるという方法もあるはずです。
そのためにも上でお伝えした「自分が伝えたいことを整理する」ということは先にやっておく方が良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、
「コミュニケーションが下手だ」「コミュニケーションが苦手だ」と感じてしまっている方に向けて、
・コミュニケーションの改善策
・そもそもコミュニケーションで悩まなくなる方法
について解説してきました。
コミュニケーションの改善策については
ポイント
・自分が伝えたいことを紙に書き出す
・「伝えたいこと」→「理由」をセットにする
・目的によってコミュニケーション方法を変える
ということをポイントとして挙げました。
コミュニケーションで悩まなくなる方法については
注意ポイント
・その相手はコミュニケーションが必要な相手か
・自分の問題と相手の問題を混ぜてしまっていないか
という点について、改めて考えてみてはどうでしょうか。
元も子もないですが、結局のところ「人を変える」ことはできません。
相手に対して働きかけをすることはできても、変わるかどうかは相手次第だからです。
それであれば、自分のできることはやって、相手に委ねる、相手を自分の思うように動かそうとしない、と考えることで、人とのコミュニケーションで悩むことは減るはずです。
自分の幸せはやはり自分で作っていくのが良いです。
少し不安になったら、この本がオススメです。日本でもベストセラーになった本ですね。
少しでも気持ちが軽くなる、楽になると思ってもらえればうれしいです。