みなさん、こんばんは。たんたんです。
家計を見直しているのに、なかなかお金が貯まらない・・・
自分が何にお金を使っているのかなんとなくわかるけど、満足度がいまいち・・・
投資や貯蓄にお金を回したいのに、そうした余裕が生まれない・・・
そういった悩みはないでしょうか。
今回は、そうした方に向けて「消費は最大化する」ということについて書いていきたいと思います。
この記事を読むことで、
・家計の見直し方を再考してみるきっかけが作れる
・自分の使いたいことにお金を使っていける
・投資や貯蓄にお金を回せるようになる
といったことができるようになると思います。
もくじ
1.消費は最大化するとは
家計の収支(収入と支出)を把握する時、その上で予算を組む時、どのようにしているでしょうか。
例えば、
・月手取りで30万円ある
・固定費(毎月決まってかかるお金)が15万円くらい
・食費、友達とのお茶代、消耗品などで7万円くらい
・残りの8万円で何をしようか
と考えていませんか。
こうなると、自分の自由に使えるお金は「8万円」で頭打ちになってしまいます。
つまり、投資や貯蓄に回せるお金も「8万円」が上限になってしまうわけですね。
「固定費として先に予算取っておかなきゃだめだ」
という方はマネーリテラシーが高い方なんだと思います。
それでは次の例はどうでしょうか。
・月手取りで30万円ある
・固定費で15万円くらい
・貯蓄と投資に10万円回そう
・残りの5万円で他の支出を賄おう
これだと使ってしまうお金よりも先に「10万円」確保しているので、月々貯蓄にお金を回せない、ということは防げそうですよね。
ここからが「落とし穴」なのですが、こうした時「残りの5万円」もきっちり使ってしまいがちです。
つまり、「残ったお金は使っていいお金」という考えの下、それをいかにして使うか、という考えに陥りがちだ、ということです。
これが「消費は最大化する」ということです。
2.消費が最大化することのデメリット
消費が最大化することのデメリットとは何でしょうか。
私が思うデメリットは以下の3点です。
①不要なお金を使いがち
②習慣化してしまう
③投資に回すお金が限定される
それぞれ見ていきましょう。
①不要なお金を使いがち
まず、そこまで重要ではないことにお金も時間も使ってしまいがちになります。
先ほどの例でいえば、残りの5万円をどう使おうか、という頭になっているので、お金を使うことに意識がいってしまいます。
「自由なお金だから少し贅沢してもいいかな・・・」
「今月も予算内でやりくりできたから、自分へのご褒美に・・・」
「そういえば〇〇も買いたかったな」
そう思うときっちり5万円使い切ってしまうでしょう。
②習慣化してしまう
次に、そうしてきっちりお金を使い切ることを繰り返していると、次第に習慣になっていきます。
特に何も意識せずとも、余剰分を使ってしまい、それが当然となってしまうわけです。
一度習慣化してしまうと、疑問を持たず、何か他に方法はないかな、とも思うこともなくなるので、抜け出すことは難しくなります。
③投資に回すお金が限定される
そうしてお金を使うことが習慣化していくと、本当であれば5万円のうち残ったお金をまた投資に回すことで資産を大きくできたはずが、そうした機会が奪われます。
もちろん、10万円先に投資に回しているので、積み上げるものがなくなることにはなりませんが、資産形成のスピードは緩やかになる可能性が高いでしょう。
3.対応策は何か
それではどうすればそうした「落とし穴」を避けられるのでしょうか。
私が思うポイントは以下の3点です。
①現状把握
②お金の色分け
③自分に必要かどうか
それぞれ見ていきましょう。
①現状把握
まずはとにもかくにも現状把握だと思います。
毎月いくらくらいの収入があって、どのようなものにお金を使っていて、いくらくらい残るのか。
そうした中で、自分はどれくらいの資産を今時点で築けているのか。
将来的にはどの程度の資産を築きたいと思っているのか。
そうしたことをざっくりでも把握してみることです。
収入は把握している方も多いと思いますが、案外支出はわかっていないものです。
過去に「毎月の支出を把握する」というテーマで記事を書いていますので、参考にしていただけるとうれしいです。
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自分の収支を把握しよう
続きを見る
②お金の色分け
自身の資産や収支の現状が把握出来たら、次はお金を色分けしてみましょう。
どういうことにお金を使っているのか、その結果自分は何を得られたのか
「消費」「投資」「浪費」といった観点でとらえてみるのがお勧めです。
これも過去記事で取り上げてますので、ご参考にしていただければ。
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消費と浪費と投資に分けて考えてみる
続きを見る
③自分に必要かどうか
現状把握、お金の色分けができたら、最後に「自分がそのお金の使い道をどう感じるのか」考えてみましょう。
ある人にとっては「浪費」であって満足感を感じづらい(もしくはすぐに満足感が消えてしまう)ことであっても、他の人にとっては大事な「投資」であることもあります。
自分にとっての「投資」であれば、優先して支出に振り分ける必要がありますよね。
そうして使い道を取捨選択していければ、月末になって「〇〇にお金を使えなかった」「投資に回せなかった」ということにはなりづらいはずです。
4.自分のことを知ってより良い選択を
いかがでしたでしょうか。
何の気なしに生活していると、いつの間にかお金って使ってしまいますよね。
それだけ世の中から上手いこと消費(もしかしたら「浪費」かもしれませんが)の意欲を焚きつけられている、ということかもしれません。
自分のお金の使い方は、あくまで自分で決めないと満足感はなかなか感じられません。