みなさん、こんばんは。たんたんです。
一念発起して資産形成を始めてから4か月が経とうとしています。
「まだそんな程度しかやっていないのか」
と思われてしまいそうですが…
金融機関に勤めていたこともあり、投資商品自体に触れてはいたのですが、自分では取り組んでいなかったんですね。
今回は私のような「投資初心者」の方に向けて、「投資信託」についてまとめてみたいと思います。
・コロナ禍で資産形成ブームのようだけど、自分は何もやっていない
・投資には興味があるけど、何から始めてみたらいいかよくわからない
・自分で個別に投資していくのは面倒
そうした方にぜひ読んでいただけたらと思います。
もくじ
1.投資初心者なら投資信託
一言で「投資」とか、「資産運用」とか言っても、様々な種類、手法がありますよね。
会社が発行する株式や債券、マンションなどの不動産、金や穀物といった現物、最近でいえばビットコインなどの仮想通貨なども投資の対象になります。
ただ、そうしたものに投資しようとすると、
・その中のどれに投資するのか(株式であれば、どこの会社に投資するのか)
・いつ買うのか(買い時はいつなのか)
・どうやって買うのか(ネット証券なのか、証券会社の窓口なのか)
などの疑問や手続きが発生しますよね。
そもそも何がわからないのかわからない状態になってしまうわけです。
2.投資信託とは?メリットを解説
それでは投資信託とはそもそも何なのでしょうか。
投資信託協会によると、投資信託(ファンド)とは、
「投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果がそれぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」
(出典:投資信託協会そもそも投資信託とは? - 投資信託協会 (toushin.or.jp))
ということになっています。
私が思うポイントは以下の3点です。
①投資家からお金を集めて運用
②一つの商品で分散投資が可能
③運用はプロにお任せ
それぞれ見ていきましょう
①投資家からお金を集めて運用
投資信託は、多くの投資家からお金を集めて運用します。
ここで言う投資家とは、みなさんのことです。
一人一人が自分の出せる資金を出します。
そうして集めて大きな金額にすることで、個人では手が出せないような商品に投資することができるようになります。
間接的にではありますが、様々なものに投資できるようになるわけですね。
②一つの商品で分散投資が可能
投資信託の投資対象は様々です。
株式、債券、不動産などなど
国も日本のものもあれば、米国のみのもの、全世界を対象としているものなど本当に多くの商品があります。
つまり、投資信託を購入することで、自動的に分散投資をすることができるわけです。
投資の「基本のき」である「分散投資」が自然とできるようになっているわけですね。
③運用はプロにお任せ
投資している対象の中で、
何を買うか(売るか)、いつ買うか(売るか)、どれだけ買うか(売るか)
という判断も投資のプロである投資信託の運用会社が行ってくれます。
細かく言うと、投資信託には委託会社と運用会社が分かれているわけですが、そうした難しい話はおいておきます。
自分であれこれ物色する必要もなく、タイミングで頭を悩ませる必要もない、というのは大きなメリットではないでしょうか。
3.投資信託の注意点とは
さて、様々なメリットのある投資信託ではありますが、一方で、どのようなことに注意をする必要があるのでしょうか。
私が思う主な注意点は以下の3点です。
①手数料がかかる
②分散投資されているとはいえ
③プロとはいえいつも勝てるとは限らない
それぞれ見ていきましょう。
①手数料がかかる
一番は手数料でしょう。
投資信託では主に
・購入する時にかかる手数料
・保有中にかかる手数料
・売却する時にかかる手数料
の3種類があります。
最近では、購入する時と売却する時は手数料がかからない投資信託も増えてきていますよね。
ただ、保有中には手数料がかかってしまいます。
まぁプロの方に諸々をやっていただいているので、当然と言えば当然なのですが。
ただ、この保有中にかかる手数料(信託報酬と言います)は資産形成における成果(利回りですね)に大きく影響を与えます。
②分散投資されているとはいえ
メリットのところで書きましたが、投資信託は何もせずとも分散投資の効果が期待できます。
ただ、そこにも注意が必要です。
例えば株式に投資している投資信託ばかり保有していたのでは、「株式100%」の集中投資になってしまう、ということです。
それだと、銘柄は分散できていたとしても、例えばリーマンショックやコロナショックのような世界的に株価が暴落するような局面では痛手を負う可能性が高くなってしまう、ということです。
③プロとはいえいつも勝てるとは限らない
投資の世界に「絶対」はありません。
むしろ、「必ず利益が出る」、「負けない」といった言葉を聞いたときは、それが何を意味しているのか注意を払う必要があります。
そんな投資、運用の世界なので、常に右肩上がりを続けていく、ということは、まずあり得ません。
短期的に見れば、上がる日もあれば下がる日もあるわけです。
そうした当たり前のことを忘れずに、向き合っていくのが大事ですね。
4.こんなところも見ておきたい
ここまで投資信託について、メリットや注意点についてみてきました。
ここでは、実際に投資信託を買ってみる前にもう少し覚えておきたいことについて紹介してみます。
①インデックス投資とアクティブ投資
投資にはいろいろなスタンスがあります。
インデックス運用とアクティブ運用もその一つです。
インデックス運用とは、
「市場の中のある指数に着目し、その指数と連動するような成果を目指す」
という運用方法です。
市場の指数にはいろいろありますが、有名なところでいえば
・日経平均
・S&P500
などがありますね。
一方で、アクティブ運用とは、
「そうした市場の指数よりも良い運用成果を目指す」
というもの。
それだけ「運用の腕」が求められることにもなるので、上で紹介した手数料が高くなりやすいのも特徴です。
②純資産総額
その投資信託にどれだけのお金が集まっているのか、という点にも注目してみましょう。
人気な投資信託であればそれだけお金が集まり、運用もしやすくなります。
一方で不人気な投資信託だと資金も集まらず、運用がやりづらいだけでなく、途中で償還(運用をやめて資金を投資家に返す)ということにもなりかねません。
③長期での損益
一時の相場につられて資金が集まっている、運用成績が良くなっている、ということもあり得ます。
特に最近になって運用がスタートしたばかりの投資信託であったり、IT、SDGs、ハイテクなどの分野は運用実績も短いものが多いことから、なかなか判断が難しいものがあります。
投資信託はあくまで長期での保有を前提に設計されている金融商品でもあるので、1,2年程度運用実績が良かったからといって、全力買いするのは避けた方が無難でしょう。
5.上手に組み合わせて資産形成の軸に
いかがでしたでしょうか。
最終的には、投資信託を売却する、分配金をもらう、といった形で投資成果を享受することになるわけです。
ただ、儲けた分にはきっちり税金がかかります。
今は政府も税金面での優遇を打ち出しているので、しっかり活用していきたいですね。
NISAについては過去記事で書いておりますので、お読みいただけるとうれしいです。
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【初心者の方向け】NISAってなに?
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知らない、だけで敬遠するのではなく、自分の取れるリスクの範囲内でトライしてみるのが良いかと思います。
リスク許容度についても、こちらで書いていますので、よろしければ。
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自分のリスク許容度を知ろう
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