みなさん、こんにちは。
たんたんです。
突然ですが、みなさんは自分の毎月の収支って把握されていますか。
どこが割れているかわからないコップに水を頑張って注いでも全く貯まっていかないように、支出が把握できていない状態では資産は作っていけません。
今日は「自分の毎月の収支を把握できるようになる」を目標に書いていきます!
・どういうわけかお金が貯まらない
・これから資産形成をしていきたい
・なぜか毎月月末になるとお金がない
そうした方々も、一歩ずつ実践していけば必ず変わっていけます。
もくじ
1.収支の黒字化は把握から
まず大前提を見ていきましょう。
「収入-支出=手残り」
この「手残り」が多いほど、自由に使えるお金が多い、ということです。
収入はお給料など、支出は毎日の支払いです。
手残りを大きくするためには、
①収入を大きくする
②支出を小さくする
のどちらか、もしくは両方ができればいいわけです。
①の収入を大きくする、については、
・本業で昇進・昇給を目指す
・副業で収入源を増やす
・投資でリターンを得る
・給与水準の高い会社、業界に転職する
ということが考えられますが、
・明日からすぐにできるとは限らない
・誰にでもできるわけでもない
ということも見逃してはなりません。
本日は
「②支出を小さくする」
にフォーカスして見ていきたいと思います。
2.収支把握のメリット
収支を把握することのメリットは何でしょうか。
これまでやっていなかったことをスタートしていくには、やはり何が良くなっていくのか知りたいですよね。
収支を把握することのメリットには、以下のようなものが考えられます。
①自分の状態がわかる
②改善できる支出がわかる
③将来のイメージがつかめる
それぞれ見ていきましょう。
①自分の状態がわかる
まずは自分のお金の出入りがわかるようになります。
「なんだ、そんなことか」
「それくらい頭でわかってるよ」
という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、それが危ういのです!
何となくわかっていることは意識しないとはっきりとはわかりません。
その結果、いつの間にか目も当てられないような状況になってしまいがちです。
そうなってしまってからでは、立て直すのにより大きなパワーや時間が必要になってしまいます。
②改善できる支出がわかる
自分の状態がわかると、どこを直していけば良くなりそうかわかるようになります。
「先月は飲み会代にずいぶん使ってしまったんだな」
「携帯料金が思ってたよりもかかってるんだな」
そういうことがわかってきます。
見える化できた支出を一つずつでも削減、見直しすることで「お金が出て行かない」状態を作っていくことができます。
支出の見直しについては固定費の見直しが効果大です。過去に記事を書いていますので、ぜひご覧ください。
-
固定費を見直そう
続きを見る
③将来のイメージがつかめる
収支の状況を把握し、具体的に改善に取り組んでみると、だんだん将来どういう状況になりそうかイメージが付くようになってきます。
「これが続けられれば半年後はこれくらいお金が貯まりそうだ」
「このままいくと来月ちょっとピンチかな」
そうしたことがわかるようになると、将来どれくらいのお金があれば不自由なく生活できるのかもわかってきます。
3.具体的には何をすれば良いの?
自分の収支を把握する、といっても具体的にはどうすれば良いのでしょうか。
実際に私がやっているような方法をご紹介します。
①支出を把握する
②最低限必要な資金を見る
③自分にとっての「お金の色」を付ける
それぞれ見ていきましょう。
①支出を把握する
まずはとにもかくにも現状把握から、です。
レシートを毎回受け取るのが面倒なので、基本的にはすべて電子決済にしています。
Suicaもしくはクレジットカードですね。
決済方法についてはこちらの記事で書いていますので、併せて読んでいただけるとうれしいです。
-
キャッシュレス決済をはじめよう
続きを見る
②最低限必要な資金を見る
現状がわかったうえで、生活していくには最低でもいくら必要なのかを見てみましょう。
例えば、
家賃+水道光熱費+携帯代+交通費
で月10万円かかるとします。
貯金が60万円あれば、最悪収入がなくなっても半年は生きていけますね。
③自分にとっての「お金の色」を付ける
現状を把握し、生活を維持するのに最低限いくら必要なのかわかったら、次にお金に「色」を付けましょう。
何にお金を使うのか考えてみましょう、ということです。
毎月の収入の中から、例えば、
・生活に必要なお金
・投資に回すお金
・好きなことに使うお金
という具合に分けていくのです。
ここでのポイントは、
「使いたいもの(使うべきもの)に優先的にお金を回す」
ということです。
貯金したいと思った時に、
「いろいろ使って、残ったお金で貯金しよう」
と考えていませんか。
「貯金したい」と思ったなら、先にそこにお金を使いましょう。
そしてその後で、残ったお金でやりくりをしていきましょう。
4.収支把握の落とし穴
さてここまで収支を把握することのメリットとその方法を見てきました。
一方で、デメリットもあると思っています。
例えば以下のようなことです。
①家計簿をつけることが目的になる
②めんどくさくなる
③生活がギスギスする
それぞれ見てみましょう。
①家計簿をつけることが目的になる
手段が目的になってしまうパターンです。
収支を把握すること自体が目的となってしまい、まったく改善に向かわないのであれば意味がないですよね。
②めんどくさくなる
そもそもがめんどくさくなってしまうパターンです。
少し時間が経ってきたときに陥りがちです。
こうした時は、
・目的を改めて見つめ直してみる
・とにかく手軽にできるまで簡素化する
といったことをしてみるといいでしょう。
③生活がギスギスする
節約ばかりに気を取られ、生活の潤いがなくなってしまうパターンです。
これをするのにいくらかかって…
この出費がかさむと収支がこれだけ悪くなって…
ということばかりを考えていると、どんどんやれることが狭くなっていってしまいます。
5.収支を把握してメリハリをつけた生活を
いかがでしたでしょうか。
収支を把握することで、どのような出費を削っていけば良いのかもわかるようになってきます。
収入 - 支出 = 手残り
ということを考えれば、支出を削れば手残りが増えるのは明らかです。
ただ、その支出の中でも使うべきところに使い、使わなくてもいいところには使わない、ということができると、生活の満足度を下げずに手残りを増やしていくことができるようになります。