みなさん、こんにちは。たんたんです。
今日は私と同じように、
・30代
・独身
・会社員
の方に向けて、
【老後資金の作り方】
について書いていきます。
楽に始められる方法からオススメする理由も解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただけるとうれしいです。
なぜ老後資金について考えるの?
2019年に金融庁が発表した報告書などから、「老後資金」について悩みを持っている方も少なくないでしょう。
特に私も含めて30代になると、
・今後結婚も真剣に考える
・子どものお金も工面したい
・とはいっても、パートナーとの時間も大切にしたい
といったことから、お金のことに関心が高まる時期だとも思います。
その上で、
「このままだと老後の豊かな暮らしのためには、年金だけでは足りないから、自分たちで2,000万円くらい準備してね」
と言われても、
「ちょっと待ってよ!何も教わってないよ!」
という気持ちになってしまうのも当然かもしれません。
しかし、私たち30代にはいわゆる老後である65歳になるまで、まだまだ時間があります。
しっかり準備して、その30数年という時間を使えば、けして難しくはないはずです。
そうした「老後費用」などを準備するためには、資産形成について考える必要があります。
資産形成の軸は「投資信託」
資産形成というと、「株式投資」「不動産投資」「太陽光投資」「FX」その他もろもろ、手法は様々あります。
その中でも私が最もオススメするのは、「投資信託」です。
投資信託とは、
①(私たちのような個人も含めた)多くの人からお金を集め、
②プロの運用会社に資金を預け、
③そのプロが様々なモノ(株や債券、不動産など)に投資をし、
④そこから出た利益を還元してもらう、
というものです。
投資信託については過去に記事でまとめているので、ぜひご覧ください。
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【初心者向け】投資信託のポイント
続きを見る
投資信託をおススメする理由3選
数ある資産形成の方法の中でも私が投資信託をおススメする理由は以下の3つです。
分散投資をしてくれる
自分で判断する必要がない
税制面での優遇がある
それぞれ見ていきます。
分散投資をしてくれる
まず一つ目は、「分散投資をしてくれる」という点です。
投資の世界には「卵を一つのカゴに盛るな」という格言があります。
どんなに優れた投資商品でも、それだけに集中投資していると、その商品の値段が暴落した時に被害が大きくなりすぎてしまう、ということですね。
逆に、複数に分散しておけば、1つの商品の値段が下がっても、他の商品でカバーできる、という考えです。
投資信託は、1つの商品の中でも複数の銘柄に分散されています。
例えば株式を中心に投資している投資信託であっても、中身は実は複数の会社の株式に分散されているわけです。
自分で判断する必要がない
2つ目は、「自分で判断する必要がない」という点です。
投資信託は、プロの運用会社がその運用を担っています。
彼らが私たちの代わりに、
「どの銘柄を組み入れようか」
「どの銘柄を外そうか」
「いつが買い時(組みいれ時)で、いつが売り時(外し時)なのかな」
ということを考えてくれます。
例えば株式投資を自分でやろうと思うと、
「どの会社が将来期待できるのかな」
「その会社の業績はどうかな」
「今の値動きはどうなっているんだろう」
といったことを自分で調べ、判断し、買い付けをしなければいけません。
税制面での優遇がある
3つ目は「税制面での優遇がある」という点です。
2021年4月現在「NISA(小額投資非課税制度)」をはじめとした、税制優遇措置があります。
特に、私たち30代からすると「つみたてNISA」はお得な制度です。
年間40万円の新規投資まで、という縛りはありますが、それでも20年間税金面での優遇を受けられる、というのはとても魅力的ですよね。
NISAについても過去記事で取り上げていますので、興味のある方はこちらからご覧ください。
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【初心者の方向け】NISAってなに?
続きを見る
NISAの年間非課税枠は一度で全額使い切る必要はありません。
年間で決められている枠の範囲内であれば、何回かに分けて利用することも可能です。
使わなかった分(例えばつみたてNISAで30万円しか買付しなかった場合の、残り10万円分)を翌年に持ち越すことはできないのですが、まとまった資金を必要としないのも魅力の1つですね。
気を付けたい注意点3選
いかがでしょうか。
取り掛かるまでのハードルは少し下がってきたのではないでしょうか。
メリットも多い投資信託ですが、注意したいこともいくつかあります。
私が思う注意点は、以下の3つです。
手数料が高いものもある
相場が荒れた時に不安になっても売らない
相場が良い時でも目移りしない
それぞれ見ていきましょう。
手数料が高いものもある
1つ目は「手数料」です。
投資信託には、購入時・保有中・売却時に手数料がかかります。
最近では、手数料率が下がってきていたり、そもそもかからないものも増えてきてはいますが、その料率は様々です。
私は新卒では金融機関に就職していたのですが、購入時手数料が2~3%かかるようなものもざらにありました。
もちろん金融機関としても手数料ビジネスなので、手数料を取ること自体がいけないとは思いませんが、世の中にはもっと低い手数料で買うことのできる投資信託もいっぱいあります。
手数料は、そのままその商品のパフォーマンス(=私たちが享受する成果)に直結しますので、低いに越したことはないわけです。
銀行窓口や証券会社に相談するとそうした商品を薦められることも多いので、手軽に口座開設できるネット証券を使うようにしましょう。
相場が荒れた時に不安になっても売らない
2つ目はいわゆる「ろうばい売り」です。
投資信託を買い始めると、毎日資産の値が動きます。
リーマンショックやコロナショックなどのタイミングでは、20%、30%下がることも珍しくありません。
そうした時に「このまま持っていて良いのか不安」と感じ、損をしたまま売ってしまう人も多いです。(損切、といいます)
ただ、一方で、その暴落を乗り越え、大きく値を取り戻す商品があるのも事実です。
後になって「あの時に売らなければ今頃…」と思っている人も少なくないでしょう。
もちろん、長期的に値段が上がっていくと思える商品や市場に投資するのが欠かせませんが、短期的な値動きに動じないという精神も必要です。
また、そうした値段が下がっている時に少しでも買い増すことができれば、値段が戻った時に大きな成果を得ることができるでしょう。
その手助けとなるのが「ドルコスト平均法」という考え方です。
ドルコスト平均法については過去記事に取り上げていますので、お読みいただければと思います。
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【長期投資の強い味方】ドルコスト平均法とは?
続きを見る
簡単にドルコスト平均法についてお伝えすると、
・一定の金額を、
・定期的に買付する
という方法です。
こうすることで、相場が上がっている時に買い逃すのを防ぎ、相場が下がっている時に多くの口数を買うことができる、
というわけです。
相場が良い時でも目移りしない
3つ目は「安易に買い換えない」ということです。
2つ目と逆で、相場が良い時の考え方です。
今のように株式相場の多くの株式の値段が上がっている時、
「投資信託なんかより個別株の方がもっと資産を増やせる」
「仮想通貨で一気に資産額を増やしている人がいるのでそっちに集中投資しよう」
「年3%なんかの利回りじゃアホらしい」
なんて思うこともあるかもしれません。
もちろんそうした投資方法、方針が一概に悪いとは思いません。
ただ、私は、
「これまであまり投資をしてこなかったので経験もない」
「大きな資産を動かした時、自分が冷静に判断できるのか自信が持てない」
「短期的に資産を作らなくても、長期の目線で将来的に目標とする資産に到達すればいい」
という考えでいるので、そうした一寸先は闇(かもしれない)というような投資をおススメはしていない、というだけです。
自分がどれだけのリスクを取れるのか、よく考えてみて、それでもやってみよう、と思えるのであれば手を出してみる、というくらいでしょうか。
リスク許容度についても過去に書いていますので、お読みいただけるとうれしいです。
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自分のリスク許容度を知ろう
続きを見る
長期の目線で老後の準備をしよう
いかがでしたでしょうか。
老後のお金の不安の解消法について、投資信託という具体的な手法で備える、ということを書いてきました。
私は30代前半なのでまだまだ老後までには時間があります。
以前本ブログでも取り上げた『ど素人がはじめる投資信託の本』(ジョン太郎)の中にも、「投資の一番の武器は時間である」ということが書かれています。
記事も書いていますので、良かったら読んでみてください。
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【書評】『ど素人がはじめる投資信託の本』(ジョン太郎)
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